外部からの音を軽減して快適な暮らしに

屋外からの車の騒音や人の話し声などは、空気伝播音という空気振動で伝わってくる音です。空気伝播音を軽減させるには、重い材料を使う、隙間をなくす、躯体の中に吸音材を入れることなどが有効とされています。
外壁は外装仕上材・通気層・構造用合板・断熱材・石膏ボード等のいくつもの層により、建物の外で発生する音を抑制します。
特にグラスウールは、入射した音のエネルギーをグラスウール内部で吸収し、ガラス繊維や空気を振動させ熱エネルギーに変えることで、低音域から高音域まで幅広い吸音特性を発揮します。

さらに効果を高めるためにサッシは遮音等級2以上*のものを採用し、外部からの騒音の侵入や、室内から屋外への音漏れを抑制します。
優れた遮断性能で、外部で発生している音量を小さくする効果があります。

*遮音等級 … JISで定める遮音性能の指標で、T-1(平均透過損失:20dB以上)もしくはT-2(平均透過損失:25dB)以上となるもの。


室内の生活音にも

上階の床衝撃音遮断対策として、フローリングの下に硬質石膏ボードと特殊制振材を施工しています。
硬質石膏ボードは通常の石膏ボードと比べ強度が高く、吸水量は約1/3(防水ボードと同等の防水性能)なので水廻りの床にも安心です。特殊制振材は硬化後でも弾力性が残る接着剤で、石膏ボードと下地合板を貼り合わせることで、特に床に物が落下した時の振動(軽量衝撃音)を下階に伝わりにくくすることができます。
排水管には遮音材を巻いているので、排水時の水が流れる音も低減されます。

※硬質石膏ボードと特殊制振材は床暖房部分には施工されません。

床の遮音性能には、軽量衝撃音(LL)と重量衝撃音(LH)の2つの性能があります。
物が落下した時や椅子をひきずる時に発生する衝撃音を軽量衝撃音、子供が飛び跳ねたり、走り回ったりした時に発生する衝撃音を重量衝撃音と言います。