通気工法で壁体内の結露を防止

柱と外装材の間に独立した通気層を設けることで、室内への湿気の浸入を抑え、壁体内の結露を防止することが可能です。
さらに透湿防水シートが湿気を外へ逃がし、木部を長持ちさせるとともに、夏期日照時の温度上昇を抑える効果もあります。
基礎パッキン工法により床下全体を均一に換気し、土台の乾燥状態を維持します。
また、通気口による切り欠きがない連続した基礎となるため、構造体の強度を保ちつつ土台や大引の耐久性を高めます。


耐久性の高い構造体

柱・梁は集成材やLVL(構造用単板積層材)を使用しています。JAS規格に適合した乾燥材で、反りや割れなどの変形が生じにくく、安定した強度を得ることが可能です。
土台は乾燥材の特性と防腐・防蟻性能を併せ持ち、インサイジング*を施して浸透性に優れた木材保存剤が全面超噴射処理されています。油溶性タイプの保存材のため、薬剤が浸透しても土台はほとんど膨張(寸法変化)しません。
構造金物は防錆処理されたものや、亜鉛めっき鋼板の製品を使用しているので、高い耐食性を維持します。

*インサイジング … 表面から切り込みを入れ、人為的な繊維切断面を作ること。防腐防虫薬剤を材表面から深く、かつ均一に浸透させることを目的としています。


安心のしろあり保証制度

地盤面より1m以内の木部に、薬剤(殺虫剤)による防蟻処理を行っています。この薬剤は蒸気圧が低く、散布した土壌や木部から蒸散しにくいため、人やペットへの影響はほとんどありません。厚生労働省が定めるVOC13*物質を使用していないので、安全性も高く安心です。

*VOC13 … ホルムアルデヒドなどの健康被害を引き起こす揮発性有機化合物13物質のこと。

竣工後10年以内にシロアリ被害が発生した場合、最高1000万円を限度に賠償責任補償額の給付を保証します。 さらに竣工後10年以降は『しろあり延長保証制度』で、5年毎の更新手続きにより5年間で累計500万円まで、最長20年の保証を受けることができます。

※『しろあり延長保証制度』には別途更新手数料がかかります。
※地盤面より1m以内の木部が起因する被害のみが保証対象となります。